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【第14章】洗脳通話記録

  

【第14章】洗脳通話記録

 

 

・・・。

 


 「・・・ええ、それにしても最近、翔太さんが面倒なんです。この間も倉田さんの煙草のにおいでなにかピンときたらしくて。しつこく質問攻めにされて、ほんとにうざったかったんですから」

「それは悪かった。そろそろ日中の打ち合わせはさすがに不自然になってきたかな。最近大学時代の友人とよく遊びに行くようになったとか、そういうベタな言い訳はもう使ったのかい?」

「大学は翔太さんと一緒でしたから、誰の名前を出してもすぐにウソだってバレてしまうんですよね。・・・聞いて下さい、倉田さんがせっかくくださった服を見てもあの人、『なんだか最近ケバくなったんじゃないの?服も化粧もさ』だなんて言うんですよ。倉田さんにすすめて頂いてせっかく髪も明るく染めたのに、ほんとに見る目がなくって」

「はは、そりゃ困ったな。すまないね、私の好みが悪かったのかな」


「いいえ、そんなことないです!わたし、昔からずっとおしゃれをしたことなかったから。倉田さんのおかげで変われたって思えて、本当に嬉しいんです」

「そうか、よかった。工藤君はきっと君にずっと家庭のなかに居て欲しいんだな。もちろん独占欲が強いというわけじゃないが、君が魅力的になってしまって他の男の目に止まるのが怖いんだろう」

「それって、よく考えると最低ですよね。要するに嫁にはぜいたくさせずに家に閉じ込めておけば安心ってことでしょう?わたし3年も家庭を守ってきて、もう家にいるのはたくさんです」

「そうだなあ・・・。さっきの話でもそうなんだが、それなら日中はどこかでパートかなにかを始めるのはどうだろう?」

「え・・・それは・・・」

「うん、それがいいな。不定期に出かけても不自然にならないような、適当な職場を俺が見つけておくからね」

「で、でもそれは、夫にどう言ったら・・・」

「もちろん、実際はほとんど行かなくていい。ポーズだけさ。近々翔太くんに断っておいてくれ。設定を工夫すれば、君が普段と違う服装をしててももう不審がられないぞ」

「・・・あ、そ、そうですね。そうすればもうへんなウソをつかなくてもいいですし・・・。さすが倉田さんですね、あたし咄嗟に言い訳をするの、もういっぱいいっぱいで・・・ふふっ」

「はは、工藤君がまた疑ってきたら、『あなたのお給料が安すぎて、パートでもしないともう家計が立ちゆかないんです!』くらい言ってやってもいいんじゃないか?帰っても家に妻がいないのは寂しいだろうが、仕事に本身をいれない彼も『自業自得』だよ」

「ほんとうですよね・・・あたし、倉田さんと一緒にいると、倉田さんとあの人がとても同じ会社の社員だなんてとても信じられないですもの。着ている服も、食べ物も、物腰もなにもかも違いすぎて。あの人、今年も学生時代のコート着て仕事に出てるんですよ」

「いや、私は私なりに頑張っているだけだからおだてないでくれ。・・・しかし、最近咲希君がよく協力してくれてありがたいよ。我々がこうして連絡を取り合ってるのは他の誰でもない、不正の疑いをかけられている工藤君本人のためなんだからね。妻である君がこんなに尽くしてくれて、彼もきっと目が覚めるよ。・・・さて、今度の水曜日だが・・・やっぱり君が前から行きたがってた『カレッタ汐留』でフレンチにしようか」

「えっ、ほんとですか? 嬉しいっ、わたしが雑誌を読んでたの覚えてて下さったんですね♪」

「いや、おやすいご用だ。そのかわり、このあいだ買ってやったヒールとスカートで来てくれよ。せっかくのプレゼントも恥ずかしがって着てくれないんじゃ、俺も立つ瀬がないからな」

「うふふ、あれすっごく丈が短いから恥ずかしいんですよね。チェックの柄もなんだかちょっと、高校のころの制服みたいで・・・私が着ると、えっちな感じになっちゃって。でも、頑張って着てみますね。倉田さんにせっかく買って頂いたんですから」

「ああ、それは楽しみだな。あのバーバリーは、明るくした君の髪の色に合うと思ってたんだ。試着して見せてくれたときも、スタイルのよさと足の細さが強調されてとても似合っていたよ。・・・それじゃ、もうこんな時間だ。そろそろ僕も寝るよ」

「もう、人妻にえっちなこと言わないで下さい。・・・ええ、おやすみなさい。今度の水曜が楽しみです・・・」

「おやすみ、咲希君」

 

 

・・・。

 

 

「・・・そうなんですよ、このところ帰るたびに『やっぱり煙草のにおいがする』とかってうるさくて。倉田さんが秘書のお仕事を紹介してくれていなかったら、ごまかせなかったです。男のくせに煙草のにおいに神経質なんて、ちょっとあれですよね」

「なるほどね。秘書としてついている社長さんがヘビースモーカーという設定にしたわけだ。やはり君が秘書検定の資格を持っていたのが功を奏したな、ごまかしにもリアリティがある」

「もう、あの人はたいてい帰りが早いし、家にいると息が詰まりそうです。かと思うと、急な仕事だとか接待だとかいって、すごく遅くなるときもあるし。もう最近、なんだか夫の行動がぜんぶ疑わしく思えちゃって。エッチなお店に行くだけじゃなくて、ほんとは会社の人と浮気でもしてるんじゃないの?って」

「妻の浮気を疑うやつは、自分も浮気をしてるというからなあ。・・・まあ我々にはいっさいやましいところがないしね。彼の不正の証拠をつかむまでの話なんだから」

「あ、そ、そうですよね・・・。ところで、まだ翔太さんの領収書のお話、黒か白かわからないんでしょうか・・・。このまま翔太さんもろともどこかの地方に飛ばされるかもしれないと思うと、不安でしょうがなくって。夜寝るときなんて、倉田さんの煙草のにおいがなつかしくなっちゃいます。ほんとはわたしも吸いたいくらい」

「うん?たばこは苦手なんじゃなかったかな。・・・そうだな、ストレスがたまるのは本当にわかるよ。・・・もしかしたらいい解消法になるかもしれない。今度の金曜に会うとき、吸い方を教えてあげよう」

「わあ、嬉しいです♪ 実はあの香りが吸いたくてたまらなくて、自分でもう倉田さんと同じ銘柄のを買ってしまったんです。あの人がうるさいから、まだ一人で吸ってないですけど・・・」

「うん? 俺のは男向けというか、かなりタールのきついやつだぞ。同じ銘柄でも、最初は1mgとかもっと軽いやつから慣らしていくといい」

「そうなんですか~、早く倉田さんと同じ煙草を吸えるようになりたいです」

「ふふ、嬉しいことを言ってくれるな。そうだな、咲希の喫煙初体験を祝って、今度カルティエかどこかのライターをプレゼントしようじゃないか」

「本当ですか?うふふ、次お会いできるのがまた楽しみになっちゃいました」

「おいおい、これはあくまで君の旦那のためなんだぜ?ちゃんとパソコンとか調べてくれてるのかい?」

「実は、倉田さんには申し訳ないですけど・・・もう少しどうでもよくなっちゃってるんですよね・・・ あたしがこんなに心配していろいろ頑張っているのに、あの人はあたしの服がどうだ靴がどうだ、煙草のにおいがああだこうだって。『それもこれもあんたが全部いけないのよ!』って叫びたいくらいですよ、もう。会社でいちばーん安い給料のくせして、偉そうに」

「まあいいさ、そのあたりの愚痴は今度ウィスキーと煙草をやりながらゆっくり聞こうじゃないか。今日はもう遅いからお休み」

「ええ、お休みなさい。倉田さん、今日も電話くださってありがとうございます・・・」

 

・・・。

 

おいおい、もう7mgに増やしたのか?まだ吸い始めてから2週間も経ってないぞ?」

「もうあたし、煙草がないとなんかだめになっちゃって。ストレスもすっごくたまるし。倉田さんに会えないときも、頂いた服を着ては街に出て、吸うんです。そうするとあの人のわずらわしさから解放されて、ほんとにすーっとするんですよね」

「そうか、いいストレス解消になったようで嬉しいよ。ただ、そんなに吸うとさすがに旦那にバレるんじゃないか?夫婦なんだからその・・・キスとかもするだろう。言いづらいが、夜の生活もあるだろうし」

「あはっ、そんなのないですよ。煙草吸うようになってからは、バレないようにちゃんと夫に近づかないようにしてますから。夜もさっさと先に寝たふりして、ここ最近は触らせないようにしてますし。そろそろ別のベッドにしようかなと思ってるくらいです」

「そうなのか・・・悪かったね、立ち入ったことを聞いてしまったかな」

「いえそんな・・・倉田さんにだから言いますけど、彼との夜の生活、あんまりって感じで。あたしそういうの好きじゃないみたいです。旦那にはうまく繕ってますけど、いま思うとこれまでの3年間あたし、いろいろ我慢してきたんだなーって思います・・・」

 

 

・・・。

 

 

「・・・もしもし、倉田さんですか!?あの、さっき、メールで送って下さったこの写真・・・!」

「ああ、ついに押さえたんだ。悪いが、探偵のようなことをやっている友人に『入り』を押さえて貰った。この風俗店の名前は、以前咲希が調べてくれた店名で間違いないね」

「ああ・・・もう・・・なんで・・・!あたし、信じてたんです!確かにちょっと怪しいかなとは思ってて、倉田さんとあんな冗談も言ってたけど・・・それでも心のどこかで、ほんとはあの人がこんなところ、行くはずないって!うっ・・・うっ・・・」

「普通の風俗ならともかく、この店はちょっと・・・いかんな、これは。すまない、写真を送ったのはわたしが軽率だった。謝るよ。・・・うん、うん・・・ともかく、このお店の女性には話を聞いて、既に領収書の偽造の件もウラを取ってある。あとは直接、彼にぶつけて今後のことを相談するだけだ。きっと、こんなことは二度としないと誓ってくれるさ」

「そんなこともうどうでもいいんです・・・倉田さん、今日これからお会いできませんか・・・!もうあたし、頭が混乱してしまって・・・!信じてたんです、ほんとに・・・倉田さんの話、どこかで間違いだろうと思ってて・・・。でも騙されてたんです・・・!」

「わかった、もうすぐ彼が帰ってくる時間だろう。急に勤め先の社長に接待に呼び出されたとかウソをついて、いつものところに来てくれ。車を回す」

「倉田さん、私今日は、あの人の顔見たくないです・・・」

「わかっているよ。私はこういうとき男がどうすればいいのか、わかっている方だと思ってる。・・・ああ・・・ああ・・・18:00に、いつものところで。私が行くまでに泣きやんでいてくれよ」

 

・・・。

 

ツー ツー ツー・・・

 

PLLLLLL... PLLLLLL...

 

「・・・もしもし、工藤です。ただいま電話に出られません。発信音のあとにメッセージを入れて下さい・・・」

「・・・あっもしもし、咲希か?さっきから何度か携帯に掛けたんだけど、夕食の準備もせずにどうしたんだ?社長に呼び出されたってどういうこと?とにかく今夜は家で待ってます。連絡くださ・・・」プツッ

 

 

ツー

 

ツー

 

ツー・・・

 

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それに咲希さんがどんどん変わっていっているのも。

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